アセクシャル、ノンセクシャル、デミセクシャル? 簡単診断テスト

【4】デミセクシャル診断5つ

基本的には恋愛感情や性的惹かれを持たないというデミセクシャルは、例外があるため、見分けが困難です。

アセクシャルだと思っていたのに、ふとしたときに恋愛感情や他者に対して抱く性欲に気づくことがあるかもしれません。割合は200人に1人くらいとも言われていますが……。

セクシャルマイノリティの体験談を募る『Shano』編集部の見解としては、もっと多いと感じます。

デミセクシャルの場合に、どういう違いが出てくるか確認しましょう。

(1)恋のドキドキ感やムラムラを知る機会がある

全く恋愛感情や性欲がないわけではないため、本気で人を好きになった経験のある人は、恋のドキドキ感やムラムラを知っているでしょう。

今はまだわからないという人も、将来的にはこれらの意味を体験的に知ることができます。

アセクシャルは本当に人を愛しても、これらを理解することができないため、特別な人に会ったことがない人はデミセクシャルの可能性も考えられます。

また、人によっては「恋愛したい」という気持ちは常に持っているタイプもいるため、こうした傾向が見られる場合はデミセクシャルかもしれません。

(2)一人エッチに基本的に興味はない

特別な感情を持った相手に対してだけ性欲が湧くので、一人エッチには基本的に興味がないとされています。もちろん、中には他者への欲求が薄いだけで、性欲は湧くから……という人もいらっしゃいます。

しかし、ノンセクシャルやアセクシャルと比べて、愛や友情を強く求め大切にする傾向があるため、「愛を確認し合う行為だから」と、必要性を感じない人が多いです。

女性でも過半数以上、データによっては9割以上が一人エッチをすると言われていますが、デミセクシャルのほとんどは興味がないため、経験もないでしょう。

場合によっては、「相手のことを想像して」ということならあるかもしれません。ですが、つながりや愛の確認としての行為を重視するので、それもあまりなさそうです。

男性の場合には、機能的な面もあるので、一人エッチはするかもしれませんね。

(3)一目惚れの経験がない

デミセクシャルにとっては、何よりもつながりが重視されます。

そのため、人となりをよく知り、相手と強い絆ができたと感じなければ、恋をすることはありません。

一目惚れはまずないでしょう。

本来人は本能的に惹かれることが多い生き物ですので、自分はかなり恋愛に慎重だ、ロジカルだと思っていたタイプも、デミセクシャルの疑いを持って良いかもしれません。

(4)親友や尊敬していた人を好きになることもある

デミセクシャルは、親密な関係性にある親友を好きになることが多いです。あるいは強く憧れていた上司などもありがちです。

友情だと思っていたのに、いつの間にか恋愛感情へ変化していた……と戸惑いを覚えることもあるでしょう。

異性の友達と恋愛関係に発展することもあれば、同性の相手を好きになることもあります。

アセクシャルも友情恋愛はありますが、恋愛感情が伴う場合にはデミセクシャルであると考えられます。

(5)付き合ったあとから人を好きになれる

デミセクシャルは強い愛情をきっかけとして恋愛感情や性欲を持つことができます。

そのため、付き合ったあとに、その人を本当に魅力に思い、心から愛することができたなら、その人を恋愛的に好きになることができます。

恋人や夫婦として長く時間を過ごしていたなら、絆も深まり恋愛感情を持つ可能性は高いのではないでしょうか。

これまでのデミセクシャルへの取材から鑑みるに、2〜3年など比較的長い月日は要するようです。

アセクシャルと違い、付き合ったあとから人を好きになれますし、ノンセクシャルと違って、性欲を感じることもできるのです。

記事を拡散する

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ABOUTこの記事をかいた人

小学館にてプロライターとして記事を執筆をしている戸籍上女子。ライター歴は10年以上で恋愛記事の専門家。脳科学や心理学、生物学の視点から恋愛を解説することを得意としている。また、アセクシャル+FtX(無性)でありながら、LG(B)TQの彼氏を持っているため、セクシャルマイノリティに関心がある。