婚活の一つである「お見合い」どんなものなのか聞いてみた

【3】みんなが想像するようなお見合いではない?

お見合いがどんなものかを聞いてみると、想像していたものと違ったと答えるDさん。 詳しく話を聞いてみました。

「お見合いといえば、お見合い写真があって、着物を着て、髪をアップにして、両サイドには付添人つき。『あとは若い二人で』なんてお決まりのセリフを言われて……そんなイメージがありますよね。もちろん、今でもそんなお見合いも中にはあると思うのですが、実際にお見合いを経験してみると、思っていたのとは随分違っていました」

どうやら、今のお見合い事情は昔とかけ離れている様子。 具体的な経験を聞いていきます。  

 

【4】相手と出会うまでの流れ

綺麗な写真を撮って相手に送り、自分もまた写真を見て選別するというのがよくあるお見合いの流れ。

しかし、現代によくあるお見合いは、全くそうではないと話します。

そこで、詳しくお見合い相手と出会うまでの流れを聞いてみました。

(1)上司からの紹介でお見合い相手と出会うことに…

「いつもの職場での飲み会でのことでした。上司に呼ばれ行ってみると、『いやー。実は紹介したい人がいるんだけど』とのこと。『それで結婚したい気持ちはあるかね?』『私の甥っ子で、まだ独身なのがいるんだが』『釣書をね、簡単でいいから早めに書いて持ってきてくれる?』と、何やら結婚を前提に合わせたい様子。それだけぐいぐい迫ってきても、全く返事をしない私とはうって変わって、堰を切ったように喋る上司。大体、上司のつながりのお見合いなんて、はっきり言って面倒くさいだけだとは思ったのですが、婚活中で、彼氏もおらず、35歳と焦っていることも事実です。その場の酔った勢いもあり、私はお見合いを承諾することにしました。そうして晴れてお見合いすることに決定したのですが、『お見合いってこんな風に簡単に決まってしまうものなの?』とちょっと戸惑いました」

お見合いというと、ほぼそのお相手と結婚するようなイメージがありますが、気軽にすることもあるのですね。

友達からお見合い相手を紹介されることもありそうです。

(2)釣書の用意

「翌日、あろうことか仕事中に会社のパソコンで『釣書』とは何かインターネットで調べる私。普段、『釣書』なんていう言葉を聞く機会はそうそうないですよね。私は、別に結婚を急ぐために、善は急げというように仕事中も調べ物に打ち込んでいたわけではなく、仕事の延長線上にでも考えていたのでしょう。自分のプロフィールだということがわかったので、白い便箋に、名前、年齢、家族構成、住所、学歴、職歴、趣味などを書きましら。本当は写真もつけた方が良いと思われますが、簡単で良いと言われていましたし、写真が苦手な上に手持ちもなかったので、今回は同封せずにおきました。そして、上司に連絡先をメモした紙を別に渡しておき、それを先方に伝えてもらうようにしました」

婚活アプリなどを利用すると、SNSでプロフィールを用意しますよね。

また、SNSで自力で結婚相手を探す場合には、なんとなく話しながら相手のことを知っていくこともあるでしょう。

今回は、上司ということでそこそこ年配の人から紹介されたということもあって、紙での用意だったのかもしれませんね。

(3)その後はメールでやりとり

「そこからは、お相手の男性から私に直接が来るようになりました。普段お忙しい人なのか、2週間以上かけて、ようやくお見合いの日程と、待ち合わせの場所が決まりました。時間はかかりましたが、実際にやりとりをしたのは1、2回くらいです。メールも、特に自分の話や相手へ質問をするなど親睦を深めるものではなく、挨拶と、日程・場所の連絡くらいでした。本当に、それ以外のお話をメールですることはなく、実に淡々としたものでした。あまりのあっけなさに驚いてしまいましたが、お見合いのときに色々と話すものなのだろうと思うことにしました」

この辺りは、普通に婚活するのと事情がだいぶ変わってきますよね。

とにかく相手に強いこだわりがないから結婚したい……というタイプに向いているように感じます。  

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ABOUTこの記事をかいた人

小学館にてプロライターとして記事を執筆をしている戸籍上女子。ライター歴は10年以上で恋愛記事の専門家。脳科学や心理学、生物学の視点から恋愛を解説することを得意としている。また、アセクシャル+FtX(無性)でありながら、LG(B)TQの彼氏を持っているため、セクシャルマイノリティに関心がある。