性的指向だけじゃない…歴史を見ると数々の意味がある“女装”

女装の歴史

女装をするのはなにも、着ることが趣味の女装家やマイノリティの人などだけではありません。

歴史をたどり、女装の奥深さを確認していきましょう。

 

【1】女装の歴史を見ると性指向以外の意味もある?

「女装」と聞いてまずどんなものなのを皆さんはご想像しますか?

現代は、女装家の芸能人や性の多様性から女装する方が思い浮かぶかと思います。

「女装」の歴史を調べてみると、性指向の意味以外にも女装が行われていました。

今回は「女装の歴史とその意味」についてご紹介します。

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【2】女装の歴史から分かるそれぞれの「女装」の意味

女装には数々の意味があります。歴史を辿ればそれが見えてきます。

今回は女装の起源から解説していきます。

(1)女装のはじまり

日本では“女装”というものが、いつの時代から始まったのかは明確ではありません。

縄文・弥生時代では、服装に男女の区別が無かった為、“女装”という意味ではいつ頃から始まったのかが今でも分からないそうです。

海外でも古代から“女装”はありました。古代ギリシャの神話では神話上の英雄が女装をする話などがあります。

明確にいつから“女装”というものがあったのかは解明されていませんが、古代からあったのは確かです。

(2)宗教・霊的な意味合いと女装の関わり合い

古い時代には性的指向や文化的な“女装”の以外に、「宗教・霊的な意味の女装」というものがありました。

日本や海外でも、男の子が早くに亡くなってしまわないように女装をさせて育てるという習慣がありました。女装をさせることによって、悪霊から身を守ると信じられていたからです。有名な作品では、小説『南総里見八犬伝』などでその様が描かれています。

海外の古代時代では、女神の神殿に仕える男性は去勢をし女装をして神官となることもありました。日本でも祈祷を男性がする際には女装をしたといわれています。

女性には霊的な力があると古代では信じられていたので、“女装”をすることで古代の人々は霊的な力を得ようとしていたのでしょう。

(3)文化的になっていった女装

平安時代になると、女人禁制の寺院で“稚児”と呼ばれる寺に預けられた少年を女装させて、僧侶たちが女性の代わりにしていました。

それ以降、男色・衆道といった日本の同性愛文化の原点となりました。

歌舞伎で女性が役者として出てこないのは、当時の政治から「女性は演芸の場に立ってはいけない」と決められてしまい、女性役も男性が演じるようになりました。

文化の中に取り入られていった“女装”は様々な意味合いを持つようになります。

(4)サブカルチャーの女装

最近の日本のアニメやゲームなどで、“女装”した少年や青年キャラが多く登場しています。

作品によってはギャグ的な意味もありますが、フェチ的に流行している傾向があります。「男の子が女の子の恰好をしている」という意味で“男の娘”と呼ばれたりするようになりました。

男性が女性キャラクターのコスプレをする機会が最近は増えているのもあり、衣装のサイズも女性キャラクターものでも男性サイズが発売されていることがあります。

コスプレイベントでも、昔は男性の女装コスプレが禁止という場合が多かったのが男性の女装コスプレ可能も増えてきました。

(5)一度は女装をしてみたい男性は少なくない

性の多様性に寛容になりつつある今、テレビ番組でも“ジェンダーレス”とよく紹介されるようになりました。最近、橋本環奈さんの後輩になった井手上漠さんなどもその一人です。

“女装”に対して偏見などが薄まっていったのもあり、女装を体験できる店も登場しました。

人生一度の体験として女装をしてみたいと考える男性は意外と多く、そういった店舗でメイクなどをしてもらい写真撮影をするというのが少なくないようです。

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【3】まとめ

「女装」というものは古代からあり、最初は宗教や霊的な意味をもつことが多いものでした。

それが時が流れ、文化に取り入れられ日本では同性愛の原点となったりサブカルチャーに取り入れられてきました。

性の多様化と同じく「女装」の意味合いも多様化していったのでしょう。

(みなと/ライター)

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